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【ハンズオン】ニコンZ50ファーストインプレッション!

家電販売員というのはいつも最新の家電に囲まれて仕事をしているので物欲センサーが敏感な僕はまた新しいカメラが欲しい病に感染してしまい、サブカメラを買い換えてしまった話です。SABO(@Saboten0022)です。

昨年Z6を購入してから最近D5500、あまり使ってませんでした。僕自身カメラ2台体制に慣れていないせいもあってフルサイズカメラで小型なZ6を購入してからD5500の出番がめっきり減ってしまったのです。。

 

しかし、Z6も十分小型ではあるのですが、いかんせんフルサイズカメラということでレンズがなかなか小型化しません。旅行に行く際もそのレンズの大きさに気軽に持ち出そうとすると、若干かさばるシーンも多かったのです。

そんな時にニコンからDXフォーマットのZシリーズの発表が10月にありまして約1年間Z6を使用してきた僕にとっては「グサーっ」ときたわけです。

 

もともと廉価版のZが登場する噂はあって、FXフォーマット(フルサイズ)での登場を予想していたのですがまさかのDXフォーマットでした。

 

当然、フルサイズの廉価版のZが発表されても買いませんよ?Z6で十分ですから。でも、DXフォーマットで出されたら「ほーれほれ、サブカメラにDXフォーマットのZはどうだい?」なんて言われたら秒で買っちゃいますよね?やられたー

 

ニコン贔屓の僕の場合若干マニアックな話になっちゃいますが、Z6とZ50って双子の兄弟みたいな関係性なんですよね。ソニーのα6000シリーズ(APS−C)とα7シリーズ(フルサイズ)はマウントは一緒ですが、デザインが全然違いますし、キヤノンのEOS Mシリーズ(APS−C)とEOS Rシリーズ(フルサイズ)はマウントもデザインもバラバラです。

ミラーレス比較

ニコン

ソニー

キヤノン

フォーマット

フルサイズ

APS

フルサイズ

APS

フルサイズ

APS

デザイン

そっくり

違う

違う

マウント

Zマウント

Zマウント

Eマウント

Eマウント

RFマウント

Mマウント

カメラをフルサイズとAPSの2台体制にして使ってるならそんな双子の兄弟機を揃えないって選択肢はないですよね。Z50と合わせて新しいレンズも発表されてしかも、ダブルズームキットのラインナップも、最大2万円のキャッシュバックキャンペーンも、、、

そんなわけで、Z50 ダブルズームキットお買い上げ!欲しい時が買い時だ!

 

Z6をそのまま小さくした感じの外観

 

外観はまさにZシリーズといった趣で、赤ラインからの幅広なグリップ、ライバルメーカーと比較しても決して小型とは言えないけれど、グリップサイズやデザインが素晴らしく操作性もいいおかげで実際のサイズ感よりは軽く感じますね。

ボディの外寸は126.5(横幅)×93.5(高さ)×60(奥行)mm。バッテリーとSDカードコミで450g(Z6は約675g)

ファインダー部には内蔵フラッシュも搭載しており、とっさのシンクロ撮影などで活躍してくれそうです。なんというか内蔵フラッシュってめちゃめちゃカメラっぽいですよね?Z6に内蔵フラッシュがなかったので地味に嬉しいポイントです。

モニターサイズは3.2インチ。104万ドットの表示に対応したタッチパネル式となっています。タッチパネルにはタッチセンサー型のファンクションボタンも備えており、画像の拡大や縮小などを行う事ができるのですが、やや物理ボタンの方が操作しやすかったんじゃないかと思う部分でもあります。

背面液晶は180°チルトとなっており、ユーチューバーや自撮りをする方などは動画撮影でも重宝しそうです。

僕が元々使っていたD5500に操作性やボタンの配置、グリップ感などがよく似ていてD5000シリーズからのステップアップなら特に違和感は無いと思います。片手で操作できる範囲が増えているので更に操作性は向上しています。

軍艦部はZ6と比べるとサブ液晶がなかったりボタンなどが少なくなっていますが、モードの切り替えと静止画、動画の切り替えなどよく使うボタンが右に配置されていて使いやすい。

 

そしてZ50はフルサイズZと共通のZマウントを採用しています。つまり、ZシリーズのS−Lineレンズなども共通で使えちゃうわけです。マウントアダプタのFTZを使えばFマウントレンズもほぼすべて使えちゃいますね。

Z50にはFZTを同梱したキットがないのでFマウントレンズを持っている人はぜひ一緒に揃えておきましょう!

イメージセンサーはAPS−CのDXフォーマットISO感度は100〜51200なのでD500やD7500と同等ですが、映像エンジンにフルサイズZと同じEXPEED6 を採用していてます。

 

端子はマイク端子MicroUSBMicroHDMIの3種類。カードスロットはバッテリー室に写っているのでメモリーカード交換時に戸惑わないようにしたいですね。

 

ちなみにSDカード仕様でZ6のようにXQDカードではなかったのでよかったです。ぶっちゃけ、APSのサブ機にまでXQD仕様だとさすがにブルジョワ以外無理っす。

 

シャッター音は最近のニコンらしく、「シュッ、シュッ、シュ」って感じの軽めで振動が少ない感じの音。ミラーレスカメラらしく、サイレント撮影も対応しているのでほぼ無音での撮影もできるのも好印象。

 

Z50と同時発表となった標準レンズ「NIKKOR Z 16−50mm f/3.5−6.3 VR」と望遠レンズ「NIKKOR Z DX  50−250mm f/4.5-6.3 VR」。

標準レンズを装着した感じ。ボディのコンパクトさにマッチした外観でかなりいい感じです。レンズは沈胴式のロック機構でレンズを格納する際もD5600などのAF−Pレンズのようにボタンを押したりする必要はないのは便利です。

 

 

残念なインプレッション

ミラーレスとしては後発であるニコンのカメラだが、完成度は極めて高く、往年のファンも唸る出来だとは思うのだけれど、残念ポイントをいくつか上げておこうと思います。

  1. 標準レンズが小型化されたことによりズーミングしにくい
  2. モニターがバリアングルでない(三脚使用時の自撮りがきびしい)
  3. USBが今時MicroB(先発のZ6はタイプCなのにどうした)

1に関しては慣れれば問題なさそうだけれど、ボディのグリップが100点なだけに、レンズのグリップが30点くらいと言わざるを得ません。

2は三脚を使用する人は少し辛いかもしれませんね。

3はスマホもタブレットも周りの周辺機器をタイプCかライトニングケーブルで統一してきたことろなので今更MicroBの端子は如何かと思うところどです。

 

Z50とZ6比較

左がFXのZ6、右がDXのZ50。兄弟機だけあって見た目もデザインコンセプトも瓜二つだ

 

Z6

Z50

イメージセンサー

FXフォーマット

DXフォーマット

画素数

約2528万画素

約2088万画素

映像エンジン

EXPEED 6

フォーカスポイント

273点

209点

ISO感度

ISO100-51200

連写速度

約12コマ/秒

約11コマ/秒

手ブレ補正(ボディ内)

センサーシフト式5軸補正

なし

ファインダー

0.5型 有機EL 369万ドット

0.39型 有機EL 236万ドット

モニター

3.2インチ チルト式、約210万ドット

3.2インチ チルト式、104万ドット

動画

4K UHD:30p/25p/24p、フルHD:120p/100p/60p/50p/30p/25p/24p

撮影可能枚数

約310コマ(ファインダー)、約380コマ(モニター)、動画:約85分(連続撮影は30分まで)

約280コマ(ファインダー)、約320コマ(モニター)、動画:約75分(連続撮影は30分まで)

重量(バッテリーあり/なし)

約675g/585g

約450g/395g

 

「Z」という新時代

ニコンは2018年に新ミラーレスシリーズに「Z」を投入し本格始動してきました。もともとはCXフォーマットのミラーレス「J」シリーズや「V」シリーズなど密かにミラーレス市場に乗り出していたニコンだけれど、フルサイズとAPSのZでライバルメーカーと共に新しい時代へ突入といったところですね。

 

まとめ

早速ニコン初のDXミラーレス「Z50」を購入して触ってみました。「小さいは正義」ニコンの新しい時代をむかえ記念すべき1台ということでその歴史を感じながら今後はもう少し撮影を楽しんでいきたいと思います。

 

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