防水カメラはアウトドアやウィンタースポーツなど季節を問わず活躍してくれる言わば万能カメラ。海やプールだけじゃなく、トレッキングや登山、キャンプなど幅広く活躍してくれます。
最近はスマホの防水性能が上がってきておりスマホで十分撮影できるのですが、カメラを別に用意することによって写真の撮影中にLINEやSNSの集中できるのと、近年のデジカメではタイムラプスを使用して面白い動画が撮影できるので、是非写真や動画撮影は防水デジカメに任せてみてください。
これからの夏本番に向けてしっかりカメラで思い出を残せるように準備しておきましょう。
選び方
防水性能
撮影するシーンによって防水性能が変わってきます。例えば浅瀬の海水浴程度なら水深10m防水でも撮影できますが、ダイビングやウォータースライダーなどの場合はより深い水深に対応しているカメラがおすすめです。カメラ本体だけでも水深30m弱まで対応する機種もあるので自分の使用用途に合ったカメラを選びましょう。
また、カメラによってはハウジングと呼ばれる防水ケースを使用することによって10m防水のカメラを30m防水仕様に変えられるオプションもあるのでより撮影の幅を広げられます。
防塵・防水の規格(IP)とは
アウトドアで使用することの多い防水カメラ。砂やホコリ、雨や水溜りなどどの程度の環境に晒してもいいのかを表してくれているのがIP規格です。
IPとは、日本工業規格で防塵・防水に関する保護等級規格となっており、防水カメラには「IP◯△」という表記があります。◯は防塵性能、△は防水性能を表しています。
防塵性能は0級から6級まで。防水性能は0級から8級まであり。「IP00」は防塵性能はなく防水性もなし、「IP68」だと防塵・防水ともに最も優れているということになります。
カメラではあまりみませんが、「IPX△」や「IP◯X」という表記もあるのですが、これはそれずれ一方のみの性能を評価しており、「X」の部分は評価なしということになります。
防塵の保護等級
0級 | 保護なし |
1級 | 手の接近からの保護 |
2級 | 指の接近からの保護 |
3級 | 工具の先端からの保護 |
4級 | ワイヤーなどからの保護 |
5級 | 粉塵からの保護 |
6級 | 完全な防塵構造 |
こうしてみると、IP5X以上じゃないと粉塵からの保護はしてくれないので防塵性能をみるときは5級や6級を選びましょう!
防水の保護等級
0級 | 水の侵入に対して特には保護されていない |
1級 | 垂直に落ちてくる水滴によって有害な影響を受けない |
2級 | 垂直より左右15°以内からの降雨によって有害な影響を受けない |
3級 | 垂直より左右60°以内からの降雨によって有害な影響を受けない |
4級 | いかなる方向からの水の飛沫によっても有害な影響を受けない。 |
5級 | いかなる方向からの直接噴流によっても有害な影響を受けない |
6級 | いかなる方向からの水の強い直接噴流によっても有害な影響を受けない |
7級 | 規定の圧力、時間で水中に没しても水が侵入しない |
8級 | 水面下での使用が可能 |
防水カメラは主に8級以上の機種がほとんどで、8級のなかでもさらに高度な防水性能を持ったものもありますので、それぞれのカメラの特徴を詳しくみておきましょう。
レンズの「F値」をチェック
「F値」とはカメラのレンズがカメラ内にどれだけの光を取り込むのかを数値化したものです。特に光の量が少ない水中や夕方以降の暗いシーンで撮影したい方は注目しておきたいです。
ISO感度を上げて明るさを確保することもできますが、ISO感度の数値を上げてしまうと画質が極端に悪くなってしまうので、なるべく「F値」の優れた防水カメラを選ぶようにしましょう。
広角・ズーム倍率をチェック
広角レンズは数値が少ないほどワイドに広く写し込むことが可能です。そして、ズームをすることによって被写体との距離を縮めてくれる望遠倍率の高いレンズということになります。
手振れ機能をチェック
手振れ補正には「電子式」と「光学式」の2つの種類が存在します。「電子式」は、撮った写真を無理やりデジタル処理を施してブレてないように見せかける為、画質が悪くなりやすいです。
「光学式」はレンズやイメージセンサーが画像のブレに反応して自動的にぶれない位置に移動しながら撮影できるのでコストはかかるのもの高画質で撮影ができます。
おすすめ5選!
1、フジフィルム/FinePix XP140
小型・軽量ボディで「25m防水」「1.8m耐衝撃機能」「−10°耐寒」「防塵」と4つのタフネス機能で様々なアウトドアシーンに活躍します。
20m防水機能
1.8m耐衝撃機能
−10°の耐寒機能
安心の防塵機能
水中や暗いシーンでも明るく、高い画質性能が得られる1635万画素の裏面照射型センサーと広角28mmからの光学5倍ズームを搭載しています。SRオートによる設定不要でシーンを自動認識、更に人の「顔」「瞳」まで認識してピントを合わせてくれるので失敗写真が激減します。
スマホでにリモート撮影や4K動画撮影にも対応しており、快適な撮影をサポートしてくれます。
2、ニコン/CoolPix W150
水深10m、1.8m耐衝撃、−10°の耐寒性能。水辺や海中、スキー場などでも親子で使える多彩な機能を備えたファミリーカメラ。
濡れても落としても安心
水深10mまでの防水性能と1.8mの耐衝撃性能、優れた防じん性能、耐寒性能が様々なシチュエーションでの撮影をサポート。大人はもちろん、子供たちも安心して撮影を楽しめます。
子供から大人まで使いやすい
丸みを持たせたかわいらしいデザインで、手にフィットする安心ボディー。グリップスペースを広くとり、レンズまわりにへこみを持たせることで、小さな子どもでも両手でしっかりと握れます。
3、ペンタックスリコー/WG−70
水深14mで連続2時間の水中撮影が可能な本格防水性能、氷点下10度でも作動する耐寒性能、さらに1.6mの耐衝撃性能に加え、100kgfまでの重さに耐える耐荷重構造など、撮影フィールドを選ばないタフネスモデルです。
アウトドアで活躍するタフネスボディ
撮影フィールドを選ばないアウトドア設計になっており、水中撮影用の「マーメードモード」や、明るさを変えられるアウトドアモニターなど、快適な撮影を楽しむための機能を搭載しています。
広角28mmからの光学5倍ズーム
有効約1600万画素、広角28mmからの光学5倍ズーム搭載。
“超解像”技術を応用した画像処理機能も備え、解像感に優れた画質を楽しむことができます。
工事・建設の現場など仕事でも活躍
建築や土木などの現場に欠かせない、本格防水・防塵・耐寒・耐衝撃性能を兼ね備えたタフネスボディ。レンズ周りに6灯のLEDライトを備え最短1cmまで寄れるマクロ撮影も手軽に行えます。
4、オリンパス/TG−6
防水15m、防塵、耐衝撃2.1m、耐荷重100kgf、耐低温-10℃、耐結露といったタフ性能を実現。ハードな環境でも安心して撮影を楽しめます。
防水15m
シーリングやダブルロック機構などを採用し、水深15mの防水。土砂降りの雨の中での撮影はもちろん、シュノーケリングなどの水中撮影でも使用できます。
- 防水性能はJIS/IEC保護等級8級(IPX8)
高い防じん性能
高い気密性で砂やホコリの侵入をシャットアウト。カメラボディーは水道水で洗い流せるので、汚れを気にせずに使えます。
- 防塵性能はJIS/IEC保護等級6級(IP6X)
強靭な2.1mの耐衝撃性能
F2.0の明るく大きいレンズを搭載しながらも、高さ2.1mの落下テストをクリア。レンズの形状や、その保持方法、レンズの駆動方法など至るところにオリンパスならではのノウハウを活かすことで、高い衝撃吸収性能を実現しています。
- 耐衝撃構造2.1m(MIL-STD-810F準拠)
耐荷重100kgf
カメラ内部のレンズユニットや電子基板など、100kgfの荷重にも耐えられるよう、強い内部保護構造になっています。ポケットに入れたまま座るなどの強い荷重がかかっても安心です。
豊富な水中撮影モードやアクセサリー
水中での高画質撮影を可能にする専用の水中モードがさらに進化。全周⿂眼対応のフィッシュアイコンバーターレンズが追加されるなど、水中撮影対応のアクセサリーも充実しています。
5、キヤノン/iNSPIC REC
カラビナデザインと防水・耐衝撃の新コンセプトカメラ。
ファインダーもないし、液晶画面もついてない、防水性や画質はややいまいちですが、コンセプトが光る一台です。
防水性能
耐衝撃性能
カラビナ型クリップ
撮った写真の確認と保存はアプリで
まとめ
防水・防じんで衝撃に強い初心者にもおすすめのデジカメを紹介しました。最近ではアクションカメラなどの需要も高まっているのですが、やはり静止画はデジカメで撮った方が分かりやすく使いやすいです。
種類もあまり多くないので自分に合ったカメラをすぐに見つけられると思います。
スマートフォンも防水で性能も良くなってきてますが、高級品ですし、液晶画面も広いので衝撃で画面割れちゃったりするので是非デジカメで思う存分撮影してみてください。