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自作PCが突然死した話|B850+9700XがCPUランプ赤点灯、10万円かけてX870+9800X3Dで復活した実録【2026年】

📋 この記事の3点要約

  • Webブラウズ中に突然ブラックアウト。CPUソケットのピン折れが疑われ、マザー・CPUを順番に交換する羽目になりました
  • 最終的な出費は10万円近く。ただし9800X3Dにアップグレードできて、X870マザーを激安で入手できたことは収穫でした
  • 20年この仕事をしていても、まさか自分がやられるとは。自作PCのリスクと保証の重要さを身をもって体験した話です

てんちょう
てんちょう

「まさか自分がやられるとは思わなかった。」
20年この仕事をしてきて、何十台のパソコンのトラブルを見てきました。でも今回は自分の自作機が突然逝った話です。正直かなり凹みましたが、記録として残しておきます。同じ目に遭った人の参考になれば。

2025年8月、自作機を組み上げた

去年の8月、ずっと気になっていた構成でついに自作PCを組みました。

🖥️ 構成(当初)

  • マザーボード:ASRock B850 Steel Legend WiFi
  • CPU:AMD Ryzen 7 9700X(AliExpressで購入)

約9ヶ月、快適に動いていました。Webブラウジング・動画編集・PCゲーム。これといった不具合もなく、「いい買い物したな」と思っていた矢先でした。

2026年5月14日、突然の「ブラックアウト」

普通にWebブラウジングをしていたその瞬間、画面が真っ暗になりました。

電源は落ちていない。ファンは回っている。でも画面には何も映らない。そしてマザーボードのデバッグLEDを確認すると、CPUランプが赤く点灯していました。

🚨 CPUデバッグLEDとは

マザーボードに搭載されているLEDインジケーター。CPU・DRAM・VGA・BOOTの順に起動チェックが行われ、問題のある箇所で点灯したまま止まります。CPUランプが点灯し続けている場合、マザーボードがCPUからの信号を正常に受信できていない状態を示します。

ケースを開けてCPUクーラーを外し、CPU本体を目視確認。焼き付きも変色もなく、見た目は完全にきれいな状態です。ソケットも一見問題なし。BIOSすら起動しない。途方に暮れました。

ショップに持ち込んで診断

てんちょう
てんちょう

自分でできることはやり尽くしたので、近くのパソコンショップに持ち込んで診断してもらいました。販売側の人間が持ち込む側になるのは、なんとも複雑な気持ちです。

ショップのスタッフさんがじっくりソケットを確認してくれた結果、一言。

「CPUソケットのピンが1本、折れているように見えなくもないですね…」

「見えなくもない」という絶妙な表現。ルーペで確認すると、確かに1本だけ微妙に怪しい。折れているのか、もともとそういう形なのか、正直判断が難しいレベルでした。ただ、他に原因が見当たらない以上、マザーボードの交換に踏み切ることにしました。

マザーをX870 Steel Legendに交換 → まだCPUランプが光る

アプライドでASRock X870 Steel Legend WiFi を32,800円で発見。これはかなり安い。迷わず購入して換装しました。

そして電源を入れると……。

「また、CPUランプが赤く光っている。」

てんちょう
てんちょう

新しいマザーでもCPUランプが点灯したまま起動しない。ということは、原因はマザーだけではなく、Ryzen 7 9700X本体も道連れになっていたということです。ピン折れでショートが発生したのか、何らかの過電圧が走ったのか。正直このタイミングで少し頭を抱えました。

Ryzen 7 9800X3Dに買い換えたら、起動した

CPUも死んでいるなら交換するしかない。どうせなら、ずっと気になっていたRyzen 7 9800X3Dに乗り換えることにしました。

パソコン工房に行ったら、なんと62,800円で普通に棚に並んでいました。9800X3Dがこの価格で在庫ありというのは、2026年5月時点ではかなりの掘り出し物です。即購入。

そして電源オン。

「POST画面が出た。起動した。」

ただし、すぐに次の壁が来ました。

BitLocker回復キーを求められて一瞬焦った

⚠️ マザー・CPU交換後にありがちなBitLockerの罠

BitLockerはWindows 11の暗号化機能。マザーボードやCPUを交換するとハードウェア構成が変わったと判断され、起動時に48桁の回復キーを要求してきます。回復キーが手元にないとWindowsに入れなくなるため、パーツ交換前の確認が必須です。

幸い、Microsoftアカウントにサインインしていれば回復キーがクラウドに自動保存されています。aka.ms/myrecoverykey からすぐに確認できます。今回はここから引っ張れたので事なきを得ました。

回復キーを入力したらWindowsが無事起動。データも全部無事。本当に助かりました。

原因は結局なんだったのか

今でも完全には特定できていません。考えられる原因は3つ。

← 横にスクロールできます →
仮説可能性
CPUクーラーのネジ締めすぎソケットへの過圧力でピンが変形・折損した可能性。組み立て時に気をつけてはいたが…
ピン折れ箇所でショート発生折れたピンが通電不良を起こし、そこから派生してCPUまで巻き添えにした可能性
初期不良・経年変化そもそもピンが弱かった、または9ヶ月で疲労が蓄積した可能性
てんちょう
てんちょう

一番謎なのは「なぜ9ヶ月も動いていたのか」という点です。ピンが折れた状態でなぜ正常動作していたのか、使用中の振動や熱膨張でじわじわ接触不良が悪化し、ある日限界を超えたのか。自作PCの怖いところは、こういう「突然死」が予告なくやってくることです。

保証と購入先の話

Ryzen 7 9700X はAliExpressで購入していたため、ショップに問い合わせ中です。海外通販の保証交渉は時間がかかります。結果が出たらまた報告します。

B850 Steel Legend はAmazonで購入したため、メーカー(ASRock)への問い合わせも並行して進めています。ピン折れが製品側の問題なのか、使用上の問題なのか、判断が分かれるところなので難航しそうです。

自作PCをやるなら必ずやっておくべきこと:

  • CPUクーラーのネジは締めすぎない(マザーがたわむ手前で止める)
  • BitLockerの回復キーをMicrosoftアカウントに紐付けておく
  • 購入先の保証内容を事前に確認しておく(海外通販は特に)
  • CPUデバッグLEDの意味を把握しておく

まとめ:損失と収穫

😢 損失

  • B850 Steel Legend:実質廃棄
  • Ryzen 7 9700X:実質廃棄(保証交渉中)
  • X870 Steel Legend購入:32,800円
  • Ryzen 7 9800X3D購入:62,800円
  • 合計損失:約10万円
  • 精神的ダメージ:プライスレス

😊 収穫

  • 9700X → 9800X3Dに実質アップグレード
  • X870マザーを32,800円という激安価格で入手
  • 9800X3Dを62,800円という安値で入手
  • BitLocker回復キーの重要さを身をもって学んだ
  • 自作PCの「突然死」を実体験として記録できた

「道具は使ってナンボ、壊れたらそれも経験や。」

20年この仕事をしていても、まさか自分がやられるとは思いませんでした。普通のユーザーだったらパソコンごと買い替えていたかもしれない。でもパーツを特定して交換できたこと、安値で上位パーツを手に入れられたこと、これで良しとします。

自作PCはリスクがある。でもそのリスクを知った上で楽しむのが自作の醍醐味でもあります。今日が一番若い日です。懲りずにまた組みます。

※Ryzen 7 9700X(AliExpress購入)およびB850 Steel Legend(Amazon購入)については現在メーカー・ショップへ問い合わせ中です。結果が出次第、続報をお届けします。

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