様々なメーカーから多くのミラーレスカメラが発売されまさにミラーレス戦国時代といえる昨今。
年々、ミラーレスカメラの販売が伸びている。各メーカーごとに様々な特徴があったり、自分が本当に必要な機能って何なんだろうって思う方も多いはず。
僕も実際に一眼レフからミラーレスに変えたとき様々な時代の変化を感じたものです。
なによりもミラーレスカメラにして一番のイノベーションは小型になったことによりどこへでも一緒に連れ出せるフットワークの良さ。
これからミラーレスの購入を検討している人のために今回は各メーカーを比較しながらおすすめポイントなどを紹介していこうと思います。
おすすめミラーレス一眼
現役家電販売員の僕が、初心者におすすめのミラーレス一眼の選び方を価格、機能、センサーサイズなどポイントを分けて紹介していきたいと思います。
上級者モデルのフルサイズカメラから始めたいという方にもおすすめのランキングとなっています。
ミラーレスカメラの選び方
まず、単にミラーレスカメラと言っても様々なメーカーが色々なグレードを出しているのでどれを選んだらいいのかものすごく難しいもの。
カメラの販売をやっていると初めて一眼カメラを購入するにあたって、低価格で選びたいっていう相談が一番多く、次いで、簡単に撮れるカメラ、キレイに撮れるカメラが欲しいという相談を受けます。
そこで今回はそういった相談をもとにジャンルを絞っておすすめのカメラを紹介していきます。
価格で選ぶ
予算が決まっている!どうにか安くミラーレスが買えないかと思っている方も多いと思います。
そこで低価格でも間違いないおすすめ4機種を紹介していきます。
キヤノン EOSM200
レンズキットなら6万円台で購入できるキヤノンの初心者向けミラーレスカメラ。
2420万画素のAPS-Cのイメージセンサーを搭載しているのでこの価格にして上級者モデル並みの高画質カメラです。
最新機種では瞳AFや4K動画撮影に対応したところも見逃せません。
エントリーモデルということもあり、EVF(電子ビューファインダー)や上級者向けの機能などが省略されている点、価格が安いのです。
ストラップをつけて首から下げた様は特に女子におすすめ!
・価格優先!
・ファインダーなし!コンデジと同じような使い方!
・BluetoothとWifi搭載でスマホ転送バッチリ!
・180度チルト液晶により自撮り対応!
オリンパス EP-L10
こちらもレンズキットなら5万円台と価格が落ち着いてきたオリンパスミラーレスカメラの代名詞「PEN」シリーズ。
1605万画素のマイクロフォーサーズセンサーを搭載することにより、驚くべきコンパクトさとデザイン性が目を引くモデルです。
特に、標準レンズのコンパクトさはミラーレスカメラの中では最小な部類。こちらも、EVFは搭載してないものの、ミラーレスカメラの歴史のなかでは古参なオリンパスらしい入門向けとしては多機能さが魅力的と言えます。
カメラをファッションの一部として考えるガーリー女子におすすめ!
・ファインダーなし!高級感のあるお洒落なボディ!
・オート機能や手ブレ補正が優秀で初心者向け!
・BluetoothとWifi対応でスマホ連携!
・180度チルト液晶により自撮り対応!
パナソニック GF-10
オリンパス同様の1600万画素のマイクロフォーサーズセンサーを搭載したパナソニックの入門機種。
価格も新型の登場により4万円台からと超破格なミラーレスカメラです。望遠ズームレンズセットのキットがラインナップにないので、最初から望遠撮影するかたにはあまり向かいないモデル。
こちらも非常にコンパクトで持ち運びのストレスがないミラーレスとなっています。
街角散歩のスナップ撮影などがしたい方にはフットワークの良さからおすすめです!
・紹介する中では最小、最軽量!
・こんなに小さいのに4K動画にも対応!
・180度チルト液晶による自撮り対応!
ソニー ZV-E10L
ZV-E10Lは、主に動画撮影に特化しています。
高速オートフォーカス機能やリアルタイムトラッキング機能を搭載し、被写体にピントを合わせやすくなっています。
顔と目を自動認識するAI技術も採用され、被写体の動きを追いかけながら撮影できます。
また、3.0型の可動式タッチパネル液晶モニターを搭載し、自撮りや高い位置からの撮影も容易に行えます。
マイク入力端子やヘッドホン端子を搭載し、高音質な録音が可能です。さらに、ウェブカメラとしても使用できるので、リモートワークやオンライン会議などでも活躍します。
総合的に見て、ZV-E10Lは、高品質な動画撮影ができる機能性の高いミラーレス一眼カメラであり、初心者にもクリエイターにも非常に魅力的な製品です。
・ファインダーなし!小型、軽量ボディ!
・コンデジ感覚でさくさくオート撮影!
・180度チルト液晶による自撮り対応!
機能で選ぶ
機能で選ぶ際の基準としてEVF(電子ビューファインダー)を搭載したモデルは各メーカーの初級〜中級モデル以上という位置づけが多く、操作ボタンも多いので慣れてくると抜群に使いやすいです。
入門向けじゃ満足できない!という方におすすめのカテゴリーということになります。
ミラーレスカメラの中でも機能にこだわって選びたい方向けに、おすすめのファインダー搭載の3機種を紹介していきます。
キヤノン EOSkissM2
カメラ初心者でも手軽に本格的な撮影がしたいというユーザー向けのミラーレスカメラ。
ファインダー付きの中級機という扱いですが、初心者向けの「ビジュアルガイド」や「Bluetooth通信機能」などによりはじめてカメラを使う方やスマホ世代に抜群に支持されているモデルとなっています。
最新の画像処理エンジン「DIGIC8」を搭載し、上位機種に引けをとらない高画質。像面位相差対応の高速AFと143点の広範囲測距点で素早い動きの被写体も楽々に追従します。
2019年にはミラーレスカメラの出荷数で1位となり、迷ったらこれ!といわしめる今まさに旬な一台です。
・最高約10コマ/秒の高速連写!
・デュアルピクセルCMOS AFで高速ピント合わせ!
・BluetoothとWifi接続で自動転送対応!
・360度バリアングルモニターにより自撮り対応!
旧型のEosKissMと下位グレードのEOSM100と比較した記事はこちら↓

ソニー α6400
自動的に瞳を認識してピントを合わせてくれた上に追いかけてくれる「リアルタイム瞳AF」を搭載。
アップデートで動物の瞳まで認識するようにパワーアップしたエントリーミラーレスカメラ史上最強のカメラです。
画面上の425点のAFエリアと最高約11コマ/秒連射で撮れない写真なんてないんじゃない?と思わせるほどの高スペックとなっています。
スナップ撮影だけしかしないという方にはあまりおすすめできませんが、運動会やスポーツ大会、遊園地やテーマパークのキャラクターなど望遠レンズを使用した人物や動物の撮影では右に出るカメラはない!
・最高約11コマ/秒の高速連写!
・上位機種「α9」と同じ「BIONZ X」により高画質を保証!
・人物、動物でのAF対応はソニーだけのアドバンテージ!ペット写真家必見!
・180度バリアングルで自撮り対応!
・Wifi接続によるスマホ連携!
オリンパス OMD-EM10
5軸手ブレ補正とマイクロフォーサーズイメージセンサーを搭載したオリンパスの中級機種。
タッチ対応のチルト液晶やEVF、内蔵フラッシュなど機能満載となっています。
なにより写真で見るデザイン性の高さ。実は僕も初代OMD-EM10を使っていた頃があったのですが、そのデザインに一目惚れした過去があります。簡単に綺麗な写真が撮れすぎて手放しました(笑)
当時は苦労して、やっと撮れた写真に愛着が湧いてた頃なので一眼レフが良かったんですよねー。
初心者にも使いやすいオート機能や簡単操作、スマートフォンへの転送など今どきの機能も充実しています。
・はじめてのカメラ選びに最適!
・インスタ映え間違い無しのアートフィルター満載!
・ファインダー付きで高性能なのに軽量コンパクト!
・Bluetooth、Wifi対応でスマホ連携バッチリ!
・90度までのチルトモニターにより自撮り不可。
初めてのカメラをフルサイズミラーレスで選びたい方
初心者でも一部のリッチな方と中級〜上級者の方におすすめなのがフルサイズセンサーを搭載したミラーレスカメラ。
フルサイズカメラはなんといっても高級なレンズの性能を余すことなく発揮することにより異次元の高画質を楽しめる魅力的なジャンルとなっています。
ここでは現役家電販売員でありながら生粋のフルサイズユーザーの僕が是非使ってみていただきたい素晴らしい写真体験ができるおすすめ3機種を紹介します。
中上級者向けジャンルとなるので少し細かい機能などの詳細もしていきます。
ソニー α7Ⅲ
- 画素数:2430万画素
- 最高ISO感度:51200
- AFポイント:693点
- 連射速度:10コマ/秒
- 重量:650g
フルサイズミラーレスの牙城を築いた第3世代「α7」の完成度と信頼性はかなり高い。
10コマ/秒の高速連写や5軸手ブレ補正、大容量バッテリーなど上位機種α9の693点像面位相差センサーなどを装備していてスペックとしては極めて完成度が高く万人におすすめできるモデルです。
バッテリーはUSBの給電にも対応しておりモバイルバッテリーなどから充電中でもカメラの操作を行うことができるのは長時間のタイムラプス撮影などでは役立ってくれそう。
他社製一眼レフから乗り換えるユーザーが多いのも頷ける内容となっています。
- グリップが浅い:グリップを握ったときのフィーリングが合わなかった。バッテリーを大型化したことによってグリップが太くなってしまったものと思われる
- EVFの違和感:ファインダー撮影時に特に気になるのだけれど、コントラストAFの介入が多くてシャッターを切る直前に画面が「モワンモワン」する
ネットの評判はこちらから↓
ニコン Z6
- 画素数:2450万画素
- 最高ISO感度:51200
- AFポイント:273点
- 連射速度:12コマ/秒(アップデートによりAF/AE追従で)
- 重量:675g
大口径「Zマウント」を採用したニコン初のフルサイズミラーレスです
僕が使用しているフルサイズミラーレスなのですが書きたいことが多すぎるので、いいところと悪いところを箇条書きしていきたいと思います。
ここがおすすめ
- 見やすくストレスフリーな有機ELファインダー
- ニコンらしい剛性感とグリップフィーリング
- ニコンらしい金属が擦れるようなシャッター音
- iメニューやファンクションの操作性が抜群
- フルサイズミラーレス史上最速のAF/AE追従12コマ/秒連射
- 周辺まで超クリアな写真を吐き出す
- 全Fマウントレンズに手ぶれ補正という魔法をかける
- D850同等の防塵防滴仕様
- snapbridgeのBluetoothによる自動転送はニコンだけ
- 14-30mmF4という超広角最強レンズを使うことができる
ここがだめ
- AF追従がα7シリーズには及ばない
- バッテリーが従来の一眼レフの半分か1/3くらいしかもたない
- マウント直下がイメージセンサーになっているためレンズ交換に気を使う
少し贔屓目に見えているかもしれませんが、今の所バッテリー以外の大きなストレスなく最高の相棒として活躍してくれています。
キヤノン EOS-RP
- 画素数:2620万画素
- 最高ISO感度:40000
- AFポイント:4779点
- 連射速度:5コマ/秒
- 重量:485g
EOSRの発売から半年。フルサイズミラーレス入門向けとしてEOSRPが登場しました。
入門向けとあって、初心者でも気軽にフルサイズカメラを手に入れやすく価格設定も低めとなっています。
入門向けの機能も多く使いやすさが売りといってもいいでしょう。女性のフルサイズデビューにはうってつけではないでしょうか。
人気メーカー比較/ キヤノン、ニコン、ソニー、オリンパス
ここでは人気のカメラメーカー4社を比較していこうと思います。
キヤノンの特徴

- 大型センサー(APS-Cとフルサイズ)で高画質
- かんたんスマホ転送
- 安心のオートモード
- クリエイティブアシスト機能で初心者も安心
カメラといえばキヤノンというお客様も多く、安定の大手カメラメーカーです。カメラの操作性もコンパクトデジタルカメラからデジタル一眼レフ、ミラーレスに至るまでさほど変わることがないので新機種に買い替えても迷うことなく操作していけるのも特徴です。
キャノンのミラーレスはAPS-Cのイメージセンサーを持つEFマウントモデル(EOSkissMやEOSM100など)やフルサイズイメージセンサーを持つRFマウントモデル(EOSRやEOSRPなど)で構成されています。
初心者向けのモデルから上級者向けモデルと幅広いラインナップと、マウントアダプターによる従来のEFマウントレンズも使用できることから過去にキヤノンの一眼レフを使っていたユーザーにも配慮したラインナップといえます。
写真を撮りに出かけたくなるポップなデザインとキヤノンらしいシャープでクリアな写りはやはり気持ちよく、積極的に旅先でシャッターを切りたくなってしまいます。
ニコンの特徴

- 超大型センサー(フルサイズ)でダイナミックレンジの広い高画質
- スマホへの自動転送
- Fnやメニュー画面のカスタマイズ性の高さ
- ピクチャーコントロールでの作品作りの楽しさ
ニコンのミラーレスの歴史は意外と古く、2011年10月にニコン史上初のミラーレスカメラ「Nikon1 V1」を発表しています。
イメージセンサーは1インチ。CXフォーマットマウントを採用していました。
当時は1インチセンサーということもあり、ニコン自身もあまりミラーレスカメラと呼称していたことってなかった印象です。
そして2018年にCXフォーマットのNikon1はその歴史に幕を閉じ、その年新たな時代の幕開けとなるNIKON Z を発表したということです。
NIKON Z はニコン初のフルサイズミラーレスということもあり、各方面から新参者扱いされていましたが、もとよりCXフォーマットで歴史を紡いできたニコンは初のフルサイズミラーレスカメラというジャンルでも確固たる存在感を示しています。
Zマウントは今後、一眼カメラ業界がミラーレスへの移行を果たす中で見逃せないポイントの一つです。しかし、キヤノン同様新マウントであるZマウントでの純正レンズのラインナップがまだまだ少ない現状なので今後に期待したい。(マウントアダプターFTZにより既存のFマウントレンズは使い放題!)
ソニーの特徴

- フルサイズミラーレスとしては一番歴史が長い
- レンズラインナップが豊富
- カスタムキーが豊富で操作性抜群
- APS-Cとフルサイズでボディラインナップも豊富
高い技術力でミラーレス業界を牽引し続けるソニーのミラーレス。エントリーモデルから上位機種までのミラーレスカメラではラインナップシェアNo1です。
そして、イメージセンサーを自社で開発しているため、オートフォーカスの性能も高く、画質も良い。
手ぶれ補正や被写体の追従性も高いのでシャッターを押すだけで十分にきれいな写真が撮れてしまうのがソニーのミラーレスカメラの特徴です。
オリンパスの特徴

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- 小さくて軽い
- お洒落で可愛い
- 強力な手ぶれ補正
- 交換レンズも小さくて可愛い種類が豊富
-
オリンパスはパナソニックと同じマイクロフォーサーズという規格のイメージセンサーを採用していて、このミラーレス市場では最も歴史があるメーカーです。
キヤノンやソニーと比べてもイメージセンサーが小さい部類なのでカメラを小型化しやすく、可愛く軽いシリーズが多いのが特徴です。
お洒落で可愛いカメラがほしい、主に女性向けのPENシリーズと、硬派で本格的なカメラがほしい男性向けのOM-Dシリーズの2ラインナップから成っています。ちなみに僕は男ですが、PEN3という機種を所有してますし、旅行先ではよくOM-Dを首から下げた女性を目にすることが多いので性別関係ないと思ってます(笑)
手ぶれ補正が強いのも特徴で、イメージセンサーが小型なことから振動やブレを抑えやすく綺麗な写真が撮りやすいんですよね。
フルサイズセンサーとAPS-Cセンサー比較
「フルサイズ」フォーマットの魅力
①画質
大型センサーから生まれる高精細、そして余裕のある画質が特徴。同じ画素数ならイメージセンサーが大きい方が高感度やダイナミックレンジ特性に優れていて、同じ画素ピッチなら高画素化できるのが強みとなっています。
また、同じ画角、絞りで撮影しても被写界深度が浅く、背景のボケが大きいことから写真表現の幅も広いのが特徴です。
②AFが格段に進化
フルサイズカメラもミラーレスが進む昨今、AFカバーエリアの狭さも一眼レフに比べ格段に広くなったことにより構図が決めやすくなりました。
像面でAFを行うのでカバーエリアが広くて正確、しかも、顔認識AFや瞳認識AFなどで簡単に目にピントを持っていきやすくなったのは時代を感じます。
③充実のレンズラインナップ
キヤノンRFマウントやニコンZマウント専用レンズはまだまだラインナップが少ないのですが、マウントアダプターを使用することにより、フィルム時代の交換レンズも、フィルムと同じ画角で使用することができるのもフルサイズミラーレスの特徴です。
超広角からマクロ、大口径、超望遠と数多くのラインナップが揃っていて撮影シーンや旅行先に応じたレンズの使い分けができます。
④フルサイズミラーレス時代
シャッターを切って再生された画像を見て初めてどういった写真が撮れたか確認する一眼レフ。
シャッターを切る前に画面で撮れる写真を確認できるだけでなく、測距も高速にできるなら今後、ミラーレスの時代がくるのは必至。
ソニーに加え、2018年にはニコンやキヤノン2019年にはパナソニックが参入しフルサイズ戦国時代に突入しました。
「APS-C」フォーマットの魅力
①コンパクトさと画質
フルサイズはミラーレス化したことによりボディはコンパクトになったけど、レンズは大きくなりがちです。
その点、APS-C機はレンズもコンパクト。フルサイズミラーレスでも大きくて思いと感じる人にはAPS-C機は最適な大きさと言えます。
画質も、2400万画素クラスが十分に揃っているジャンルでもあるので高画質を求める方にもおすすめです。
②多種多様
手頃なエントリーモデルから、望遠に強くハイエンドな高速連写機まで多種多様なラインナップが用意されているのもAPS−C機の特徴です。
カメラの周辺機器アクセサリーもAPC-C機のほうが多くのバリエーションが揃っていて様々なカスタマイズが楽しめるのもこのジャンルならではです。
④コスパ
家電販売員は常に「コスパ」を気にしています。自分で家電を購入するときは絶対と言っていいほどコスパを意識します。だって、毎日家電ばかり見てるのでどれがお買い得かわかっちゃいますからね。
カメラの場合、機能と価格を見比べればAPS-C機のほうが安いです。以前と比べればエントリーモデルでも上級機並のスペックを有したものがあり、コストパフォーマンスの高さも魅力的と言えます。
初心者はAPS−Cを選んだほうが外さないと思います。
ミラーレスカメラのメンテナンス・クリーニング方法
ミラーレスカメラのメンテナンス・クリーニング方法って案外知られていないので解説していきます。
メンテナンスやクリーニングができていないとレンズにカビが生えてしまったり、ゴミが混入して写真になにか写り込んでいたりしますので、カバンに入れっぱなしにすることなく、大切にクリーニングしてあげましょう。
クリーニング用品一覧
カメラのクリーニングには様々なアイテムがあるのですが、たくさん持ってるとなくしたりどれを使ったらいいかわからなくなってしまうのでこれさえあれば大丈夫!という最小限のアイテムを紹介していきます。
ブロワー
ボディやレンズに付いたホコリやチリを吹き飛ばすために使います。ポンプが小さいものより大きいもののほうが風力の調整がしやすいです。
スプレータイプのエアダスターなどは風量が強すぎてカメラを痛めてしまう可能性があるので使用しないようにしましょう。
-
レンズペンはレンズに付いた指紋や汚れを落とすことができるアイテムです。
片方がレンズの球面をクリーニングするクリーナーになっていて、反対側にブラシが付いているので一本で2役の便利アイテムです。
クリーニングペーパー
手汗や皮脂汚れは乾いたクロスだけではなかなか取り除けないもの。
特に手を触れている時間が長いカメラやレンズのグリップ部分、液晶画面、ファインダー周辺は念入りに拭いておきましょう。
クロス
クリーニングペーパーとは逆に、乾いた布。クリーニングの最終仕上げに使用することが多く、汎用性も高いので用意しておくことをおすすめします。
クリーニングキット
紹介したクリーニングアイテムがセットになっている商品もあります。
まとめて揃えたい方は低価格で手に入るこちらもおすすめです。
①カメラのクリーニング方法
カメラのメンテナンスで最も重要なのが、カメラやレンズ本体に付着している汚れから取り除いていくということです。
なぜなら、カメラにゴミが付着していると、レンズ交換時やレンズメンテナンス時にボディからレンズを取り外した際に、ボディに付着しているゴミがカメラ内部(特にイメージセンサー)に混入してしまう可能性があるからです。
カメラからホコリなどを払い落とす手順
ブロアーで吹き飛ばす
レンズ部も含め全体的に。外せるところは外して細かいところも
ブラシで掃いて落とす
こちらも全体的にホコリを払い落とすように。
クリーニングペーパーのあとクロスで拭く
なるべく皮脂汚れが付いていそうなところをまんべんなく。
レンズはレンズペンで
こびりついた指紋などがある場合はレンズペンよりさきに新しいクリーニングペーパーで汚れを除去しておきましょう。
以上がカメラの外部のクリーニング。普段はこれだけのメンテナンスでカメラを長く綺麗に使い続けることができます。
②カメラ内部のクリーニング
ボディと同じ要領でブロアー→クリーニングペーパー→クロスの順でまずはボディとレンズの接合シーリング部分(丸い円のところ)をクリーニングしておこう。
]カメラ内部は超精密機械が多く入っているのでブロアーで風を当ててホコリを飛ばす程度にしておきましょう。万が一イメージセンサーが汚れていたりしたら、メーカーへ修理に出すことをオススメします。いつクリーニングしたほうがいいの?
状況によって様々なタイミングがあるのですが、僕の場合は沿岸部など潮風にさらされたら必ず全体メンテナンスを行います。
それ以外は使ったら全体をブロアーで当てて、クロスで簡単に拭き上げ、レンズペンでレンズを綺麗にして収納しておきます。
なれるまでは使用するたびにクリーニングすることをおすすめします。
まとめ
これからカメラを始めようと思ってる方はおそらくほとんどの方がミラーレスカメラを手にする時代だと思うのです。
そんな方のために、現役家電販売員である僕が初めてでも失敗しないカメラを一挙ご紹介しました。
自分の好きなデザインのカメラで、自分の好きな写真が撮れるカメラで、自分の好きな所へ一緒に連れていけるカメラで。
あとはみなさんがどこを優先して選べるかです。
売れ筋のカメラを購入するのではなく、皆さんがそれぞれに合ったカメラとの出会いをしていただけること。一度買えば長く付き合うカメラ。
大きな買い物なのでネットのいわゆるプロの意見だけじゃなく、価格、デザイン、大きさ、レンズの種類、グリップの感覚、シャッターの音、写真の仕上がりなどイメージできると欲しい機種がきっと見つかるはず。
最後までご覧いただきありがとうございました。